* それはとても、晴れた日で *

行くんだね。まこちゃんを置いて、広い広い世界へ。

・・・まこちゃんを置いて、っていうのにはとてもとても語弊があるのだけど、そもそも先に手を離したのはどっちだってはなしでもあるのだけど（でもそれはハルちゃんのため）、遥が目覚めた姿を観ながら、最初に思ったのはそんなこと。

まこちゃんの進路は今週も明かされなかったけど、けど多分、きっと、道は別れる。・・・1Frの桜の花びらのように、三者三様。

DVDの１巻を放送前に観ていて、1Fr放送の時は初めてFreeを観た時だったから全然気付いていなかったのだけど、おみくじより前にちゃんと布石は打たれてたんだね。
・・・あの綺麗な綺麗な桜のプールに落ちた雨によって、３方向にはじかれた花びら。
まこちゃんは東京、凛はオーストラリア、ハルちゃんはまだ分かんないけど、きっと別の場所。

「この仲間で泳ぐ最後の夏」
「前に向かって歩いていく」
「はじまりのEternalSummer」
予想通りのストーリー展開過ぎて、王道過ぎて、というか正直、ハルちゃんの目覚めが唐突過ぎて、もにょる・・・
ちょっと前の大会では、観客とかそういうのに見られてるプレッシャーに負けてたんじゃなかったっけ？！
記録とか関係ないんじゃなかった？！ただただ自由に泳いでいたかったんじゃなかったの？！
なんで、世界の舞台に立った途端、（妄想上の）観客の歓声を好意的に受け止めてんの？！
この場所で泳ぎたい、って、なんで？！どういう思考でそういう結論に達したの？！

行くんだね。まこちゃんを置いて、広い広い世界へ。

凛の誘拐の意図をまこちゃんが知らなくてちょっと驚いた。
あのすれ違いが初めての喧嘩だったって知って、妙に納得した。あのまこちゃんと遥とじゃ喧嘩になりようがないわな。
こうして少しずつ変わっていって、互いに前に進むことによって少しずつ離れていく。
きっとそれは、哀しいことなんかではないのだろうけど。

凛と宗介は親友で、遥と真琴も親友で。
なのにどうして、同じ世界に行くのはその親友とではなくて互い同士なんだろうね。

哀しいことではなくて、少し寂しいことではあるのかもしれないけれど、新しい道を見付けて進んでいけるのはきっと喜ばしいことで。
それでもわたしには切なかった。哀しかった。
どうして、ずっと一緒じゃだめなんだろうね。どうしてそれじゃあ、うまくいかないんだろうね。

・・・サメちゃん聴きながら寝よう・・・噂通りなら、きっとこの傷心を癒して余りある内容のはずだｗ